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日本人の完璧さが長時間労働を生む


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日本人は他国と比べると長時間労働の傾向があります。実際、私は数回転職をしていますがどの企業もサービス残業が当たり前でした。定時になったらすぐに帰るという人は少なく、何時間も会社に残っているのが当たり前。会社自体も残業を減らす意識もなく、早く帰ることが悪みたいな雰囲気さえあります。

なぜ日本人はここまで残業をするのか。日本人特有の空気を読まなければならない、皆が残っているから自分も残らなければという罪悪感から残業という習慣が生まれることが一つあるでしょう。

他にはそもそも一人あたりの業務量が多いというのも原因です。日本人はとにかく真面目です。上司から与えられた仕事は断ることもできず、一人で抱えきれない業務を文句も言わずこなしています。この真面目さが経済大国へと成し遂げたと言っても過言ではないでしょう。

ではなぜこんなに業務が多いのか?それは日本は完璧主義だからだと思います。日本は完璧さを求められます。ミスは絶対に許されない。お客様や取引先、社内でも丁寧な業務を心掛けます。お店の接客も丁寧です。スーパーやコンビニでも商品陳列しながら「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声がけをして、レジでも迅速に動きます。

しかし、この丁寧さが仇となります。丁寧にすればするほどお客様は図に乗り、理不尽な欲求をするクレーマーが増えます。完璧な対応をすることが当たり前なので、お客様はミスを許しません。ミスが少しでもあれば謝罪を求められ、改善策を求められます。そうなるとクレーム対応という余計な時間に追われます。ミスを防ぐためには慎重に仕事をせざるを得ません。何度もチェックをする必要が出てきて、残業しないと回らなくなります。

 

日本は寛容さが足りないのでしょうね。少しのことなら、「まあ仕方ないよね」と相手を許してあげれば、完璧にしなくても良いのでしょうが…。

自分の心に余裕がないから、相手にも厳しくしてしまう。そうなると相手も余裕がなくなるから、また他人にも厳しくしてしまう。まさに負のスパイラル。

 

完璧主義な世の中を変えないと残業は減らないでしょう。いくら物資に恵まれた国でも、心が貧しければ幸福ではありません。

心にゆとりを持つ意識が日本には必要ですね。